日々と罅

東京にいるよ。

2020.06.22

昨日はというか今日の深夜に友達から電話が掛かってきた。「今家の近くまで来てるんだけど今から家行ってもいい?」私は布団に潜り、スマホをいじっていて寝ようとしているところだった。しかし私も眠くはなかったので、友達を家に入れることにした。友達は大量に食べ物を抱えていた。バイト先で貰ったという鰻なんかも持っていた。深夜にハイネケンハートランドを開けた。二つとも家に瓶で買ってあったものだ。他愛も無い会話を交わした。

時間が過ぎて四時過ぎに散歩に出かけた。私が好きな北仙台駅前をぶらぶらした。まだ四時過ぎだというのにだいぶ外は明るかった。人はぽつりぽつりとしかいない。この時間に出歩いている人は何をしているのだろう。その後、五時過ぎくらいに就寝した。四時間程しか眠れなかった。

 

コロナで自粛している期間で私はギターを弾けるようになった。洋画を沢山観て、村上春樹の小説を読んだ。自粛していなければ、ギターはきっといつになっても弾けるようにはならなかったと思う。人と食べるご飯はこんなにも美味しいものかと感じ、行きたい場所にいつでも行けたり、会いたい人に会えることはとても幸せなことなんだと感じることが出来た。自粛していなければ、このような幸せが当たり前になってしまっていてきっと感じることはなかったのかもしれない。「人生に無駄なことなんてないんだよ。」母はよく言う。