高校生の頃にずっと聴いていたバンド、
その時殆ど誰もそのバンドを知らなくて、
聴いているのは私と君ぐらいだった。
三年前、春、東京、日本武道館、
君とあのロックバンドを見に行った時、
君は私の隣で大粒の涙を流してた。
その夜に東京でさよならをした。毎日見ていた君を明日から見れなくなることにどうしていいか分からなくなるほど、寂しくかったけれど、寂しくないふりをしていた。
最後に言おうと思っていた事は何も伝えられなかったこと、後悔していた。
また一緒にライブ見に行こうと約束したけれど、きっと見に行くことはないと思う。
今は私、そのバンドの曲聴いていないし、この前君に会った時、君も聴いてないなって言ってた。なんか寂しかった。